一般社団法人 日本機械学会 熱工学部門

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水素吸蔵合金からの水素放出実験

高校大学一般研究

Keywords

【物質貯蔵】
【吸蔵放出】
【熱交換】
【水素吸蔵合金】

水素吸蔵合金からの水素放出現象を確認するための実験ビデオです。

装置には水素吸蔵合金(LaNi5)数十gを充填した容器(下部)にゴム風船(上部)が配管を介して取り付けられています。容器を鍋に入れた温水で加熱して合金の温度を上げると、合金に吸蔵されていた水素が放出し、風船が膨らむ様子を撮影しています。両動画ファイルとも再生速度は約400倍の高速繰り返し再生です。なお、実験1は、事前に合金を外部から冷やして水素を吸蔵させた後、外部から約50℃に合金を加熱したときの様子です。放出した水素によって、しぼんだ風船が膨らんだ様子を撮影しました。映像は、早送りで5回連続再生したものです。実験2も、吸蔵後に外部から約50℃に合金を加熱したときの様子です。放出した水素によって、あらかじめ少し膨らんでいた風船がさらに大きく膨らんだ様子を撮影しました。映像は、早送りで5回連続再生したものです。

実際の速度では、合金への熱の伝わりが悪いために水素放出反応が遅く、風船が変形するのも時間がかかります。反応促進には、容器内の底部に拡大伝熱面を設置するなどして合金への伝熱を促進することが考えられます。

なお、動画撮影していませんが、逆に容器を冷却すれば水素が合金に吸蔵され、風船がしぼむことも確認できました。

これらの映像は、JSMEの「機械の日」イベント「九州大学で水素エネルギーを学ぼう!」(主催:九大と福岡市)における教材の一部として2007年より使用しています。

連名者:森 英夫(九州大学),江藤 淳朗

この動画をダウンロードすることはできません.ただし,教育目的のために動画ファイルの提供を希望する方は,直接,本コンテンツの投稿者にお問い合わせ下さい.

投稿者情報

九州大学大学院 工学研究院 機械工学部門 濱本芳徳
メール:y-hama(a)mech.kyushu-u.ac.jp ※(a)を@に変えてください。
ホームページ:http://therme.mech.kyushu-u.ac.jp/index-j.html

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