一般社団法人 日本機械学会 熱工学部門

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熱と光で不思議アートをしよう!サーモグラフィーを使った芸術作品の創作2

高校大学一般研究

Keywords

【サーモビュアー】
【温度差】
【芸術】
【電熱線】
【エネルギー変換】

サーモグラフィーは物体の表面温度を測定し、温度の違いを色の違いで表現するカメラです。物体表面に温度差をつければ色の違いとなって画像が浮かびます。そこで、温度差がこのカメラで視覚的に表現でき、記録される様子を動画にしました。

Heartでは、まず下図のように板に画びょうを2つさし、画びょうにニクロム線(電熱線)をハート型に形づけて固定しました。次にニクロム線に通電してジュール発熱させることにより温度を上げ、板面との温度差をつけました。三脚に取り付けたサーモグラフィーで上部から撮影し、モニターに画像を映しています。電熱線のように細い線で板表面との温度差を付けると、輪郭が明確になります。また、電熱線で3次元立体構造を作ったり、電熱線の抵抗を変えたり、工夫次第でおもしろいサーモグラフィー芸術ができると思われます。

なお、この動画ではニクロム線に通電する電気を手回し発電機でつくりました。運動(回転)エネルギーが電気エネルギーに、さらには熱エネルギーに変換される様子も確認できます。

【注意】
実験の際には安全に注意を払う必要があります。もし、みなさんが実験される場合には、まわりの先生や専門家の指導をうけて、けが(特に、やけど)などに気をつけてください。

連名者:森 英夫(九州大学)

14004-1

この動画をダウンロードすることはできません.ただし,教育目的のために動画ファイルの提供を希望する方は,直接,本コンテンツの投稿者にお問い合わせ下さい.

投稿者情報

九州大学大学院 工学研究院 機械工学部門 濱本芳徳
メール:y-hama(a)mech.kyushu-u.ac.jp ※(a)を@に変えてください。
ホームページ:http://therme.mech.kyushu-u.ac.jp/index-j.html

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