一般社団法人 日本機械学会 熱工学部門

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アンモニア沸騰現象の可視化

高校大学一般研究

Keywords

【アンモニア】
【プール沸騰】
【強制対流沸騰】
【海洋温度差発電】
【プレート式蒸発器】

この動画は,アンモニアの沸騰現象を可視化した動画である.佐賀大学では海洋温度差発電の研究を行っている.そこで使われているアンモニア蒸発器における沸騰熱伝達特性を可視化によって明らかにしようとした.

動画の前半は,平滑なSUS304を伝熱面に用いたプール沸騰実験の結果である.
(1)熱流束q = 26 kW/m2:伝熱面表面の複数の場所から孤立気泡が連続的に上昇している.
(2)熱流束q = 52 kW/m2:伝熱面表面の複数の場所から孤立気泡が連続的に上昇している.
(3)熱流束q = 100 kW/m22:気泡の合体が観察される.
(4)熱流束q = 134 kW/m2:伝熱面表面が気泡によって覆われている.
(5)熱流束q = 196 kW/m2:伝熱面表面が気泡に覆い尽くされている.気泡の合体が伝熱面付近で繰り返されるため,気泡が柱状の形になっている.

動画の後半は,プレート式熱交換器を用いた強制対流沸騰を可視化した結果である.沸騰様相を(1)Bubble,(2)Bubble-slug,(3)Slug,(4)Slug-annular,の4つのパターンに分類して整理した.流動条件,特に質量流量が異なると,沸騰様相が明らかに異なることが示されている.

この動画をダウンロードすることはできません.ただし,教育目的のために動画ファイルの提供を希望する方は,直接,本コンテンツの投稿者にお問い合わせ下さい.

投稿者情報

佐賀大学海洋エネルギー研究センター 有馬博史
メール:arima(a)ioes.saga-u.ac.jp *(a)を@に変えてください.
ホームページ:https://www.ioes.saga-u.ac.jp/~arima/arima_j.html

この動画は,熱工学コンファレンス2020のOS「熱コレ2020」で発表されました.

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